製品開発をシミュレーションと認知心理という視点で考えてみた

メモ程度。

・シミュレーション


シミュレーションを「現実性を帯びさせた模擬的な体験」と定義しておく。

シミュレーション小説という分野があって、それは読者に実生活にも影響がありそうなイメージをあたて追体験をさせる物語をさすのだか、

この考え方って結構重要で、
影響がありそうだから、そのエンディングまで読むという心理となっている。

最後に製品開発との関係性をまとめた図を見てもらいたいのだが、
新製品・新サービスというのは、現実にはないけれども、確実に実生活に影響がありそうなものである。

そう考えると、製品開発に現実的に影響を与えて、ユーザーの行動や考えを変化させることができるのかという視点で問題の把握に使えたり、

ユーザーが自分の実生活においてインパクトを与えられるものであるという認識を得られるためのプロモーション時に使えたりする概念なんじゃないかなと思った。


・認知心理


ユーザーがある作業を行う場合、利用する道具の力と、作業している本人の能力、このふたつをつかって仕事をしている。

道具の力というのは、二つの視点があって、
ひとつは、道具自身がユーザーの代わりになって仕事をすること
もうひとつは、作業に対するユーザーの能力を最大限に引き出すこと
だと考えている。

後者というのは、主に製品のインターフェースだったりするため、
人間の認知的な側面をうまく利用する必要がある。

その点で、認知心理学というのは、製品を作成する際に、ユーザーの能力をうまく引き出すための1ツールとして役に立つ。

また、現状の作業課題を整理した際に、その原因というのは、製品がうまく人間の能力を引き出せていない、もしくは、道具を使っても業務を実施すると人間の能力超えてしまい、うまくまわらないということがある。

認知心理学というのは、現在の課題原因を追求する際にも役立つのかなと思う。